大怪獣 松涛に現わる?! 地方ロケ編③
(前回の続き)
昼過ぎに求職者一行を乗せた車は旅館へ到着。避暑地として知られた場所だが、今はシーズンオフで閑散としていた。
とてつもなくメルヘンチックな田舎↑
蕎麦屋とお城も共存↑
空腹だったが、昼食さえ提供されることもなく、直ちにオーナーによる面接、さらに小論文を書かされた。テーマは「温泉旅館の挑戦!」。私はかつての就業経験と専門的知識を駆使して、温泉場周辺のストリップ施設の重要性を説いたが、お座敷ストリップの意義について触れるのを失念した。いささか中途半端な点が、どう評価に反映されるのか不安だ。
その後、飲まず食わずのまま大浴場の清掃、宴会場の皿洗い、さらに各部屋の布団敷きの実技試験があった。全科目を終了した頃には、すっかり夜も更けていた。
私を含めた求職者12名には、暖房も布団もない六畳間一室のみあてがわれ、雑魚寝を強いられた。極端に人見知りするタイプの私は、初対面の中年男の集団(しかもライバル達)にどうしても馴染めず、疲労困憊ではあったが、怪獣ジョウゴンを伴って部屋から抜け出すと、宿泊客に紛れて〈天文台〉なる施設に逃げ込んだ。若くて可憐な女性インストラクターの説明を受けながら、天体望遠鏡で満天の星々を観察。だが、土星の輪や火星の運河にさえ心奪われることなく、過酷だった一日を振り返って深い溜息をついた。ああ、私の運命はどう転がってゆくのだろう? (続く)





















































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