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2006-07-31

ボクが病気になった理由

困ったことに風邪が治らない。鼻はグジュグジュ、咳はゴホゴホ。さらに困ったことには湿疹まで併発。ボツボツが体のあちこちにできて、痒いこと痒いこと。

風邪の方は薬を飲めば快方に向かうのかもしれないが、湿疹というアレルギー症状が出ているので、副作用が心配。薬をやめて自然治癒に任せたおかげで、回復に時間がかかっている。

ボツボツの方は、あまりにも痒いので病院に駆け込んだ。失礼千万にもインキンの検査までされたが、結果はシロ。疲労とストレスが原因とのこと。言われてみると上映中の『嫌われ松子の一生』は当館にとって、久々の大ヒット。この「久々」こそがボツボツの原因かつ諸悪の根源なのだ。

安静が大事と、休日も街歩きをひかえ、部屋でゴロゴロ。そのせいか胃の調子が悪い。湿疹の薬の影響もあるのだろう。食欲もさっぱりで、前々回にも書いたように体重は大幅にダウン。一日最低5人に「ますます痩せましたね」と言われる有様。最近は「ダイエット指南本でも書いたら」という新たな要請まで加わった。

痩せたのを指摘されるたびに、とてつもない病魔に侵されているような気がして落ち込んでしまう。私は少なくとも100歳まで生きる予定だったが、ひょっとしたら90歳くらいまで寿命が縮まってしまったかもしれない。

失われた10年を取り戻すべく、ランチタイム価格1,500円のうな重を食べたが、風邪のせいで味がしない。店内ではサラリーマン連中やカップルが、鰻を焼く煙に対抗するみたいに煙草をプカプカ吸っていたが、鼻先に紫煙は漂ってきても臭いがしない。

仕方なく毎食のようにはなまるうどんに赴き、冷たいうどんに醤油をかけまわしたものばかり注文。栄養の偏りから必然的に体重はますますダウン。体力も減退して風邪は悪化の一途。

食事面ではなく精神面から風邪を撃退しようと、映画を観に行く。若い頃は映画館で風邪を治したものだ。精神が高揚して、病気なんか吹っ飛ぶ。

こんな時はド派手なハリウッド製アクション映画が良いだろうと、『M:I:Ⅲ』をチョイス。咳き込んで迷惑をかけてはまずいので、一番後ろの列でひっそり観た。

映画の方は四十男のトム・クルーズが画面狭しと走り回り、ビルからビルへジャンプまでして、ジャッキー・チェンばりの大奮闘。ハラハラしどおしで観終わると、気のせいか風邪も良くなった。鼻がスッキリ通っている。

だが、興奮して全身が熱く火照って汗ばんだため、今度は湿疹が痒い。あちらを立てれば、こちらが立たず。この言葉は人間関係から病気まで、諸事全般に及んでいるらしい。

2006-07-27

龍宮にいちばん近い亀

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出勤前のこと。駅への道すがら、あのウルトラマンの像が立っていた。

そこは青梅レトロ商品博物館なる建物の前で、〈ウルトラマン展〉を開催中とのこと。さっそく覗いてみた。

電車の発車時間まで少々余裕があった。もっともサイフの中身に余裕はなく、入場料300円は痛かった。

台本やら『帰ってきたウルトラマン』のスーツアクター・きくち英一氏のサイン入りパネルやらに混じって、ピット星人の円盤の残骸、ケムール人に襲われた遊園地のコーヒーカップのミニチュア、大亀ガメロンの甲羅が展示されていたのには、ちょっと感動。どれも当時の撮影で実際に使われていた貴重な品々。相当古びており、損傷も激しく、興味のない人にはただのゴミにしか見えないだろう。

他に見るべきものもなく、早々に退散。電車にも間に合った。300円損した気もしたが、まあ、『ウルトラQ』に出てきたガメロンの甲羅を見られただけでも満足と思い直して、良しとした。少年が亀を育てて、その背に乗って龍宮城へ行くガメロンの物語は特にお気に入りで、再放送も含めて何度も見ていた。

電車の中で思いついたのは、亀ならぬ電車で職場ならぬ龍宮城に行く物語。あれこれ捏ねくり回してみたものの、ちっとも面白くならないので、あきらめて寝入ってしまったが。

2006-07-23

駅前劇場

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休日だが、いつものように電車に乗って遠出することがかなわなかった。ひどい風邪をひいたもので。

体調は回復に向かいつつあったが、ますます痩せこけて、文字どおり「吹けば飛ぶよな男」になってしまった。

窓を開け、風がないことを念入りに確認して、フラフラと外出。青梅駅前で月に1回だけ開催される〈青梅懐かし映画劇場〉を観に行く。

この日の上映は『名もなく貧しく美しく』。私という存在を一言で表したみたいな素晴らしいタイトルではないか。

この映画、中学生の頃に一度観ている。当時住んでいた立川にあった名画座で、黒澤明の『生きる』と併映。夏休みの朝、自転車で観に行った記憶が。近所の映画館で気軽に日本映画の黄金期の名作を見られたのだから、今思えばありがたい話。

この〈青梅懐かし映画劇場〉だが、かつて青梅駅前にあった唯一の大型ショッピングセンター長崎屋が営業不振で撤退した後の空っぽのフロアにパイプ椅子を並べ、壁に映写するだけの、映画興行の初心に帰ったような催し。前方の席を陣取らないと、観客の頭で画面が見えないだけでなく、スピーカーの性能にも難があるのか、間近でないと音声も聴き取れない。いつだったか、上映直前に到着して最後列で見たら何が何やらわからず、途中で帰ってしまった。無料なので、そう腹も立たなかったが。

今回はその教訓を生かすべく、開場前に到着したが、すでに入場待ちの30人ばかりの集団が椅子に座って待機中だった。ちなみに観客の平均年齢は70代後半。立って待たせるなんて人道違反ということなのだろう。開場後も、中年の身でありながら最年少の私がお年寄り達を押しのけるわけにもゆかず、遠慮しつつ前から5列目の席を確保。耳が遠いのか、大声での世間話がガンガンに飛び交う中、持参した本を開いて身を縮めるように上映を待った。

さて、時間となり、司会者(商店会のお偉いさん?)が登場。ショッキングなことを告げた。驚くなかれ、上映前にマジックショーが30分間あるんだって! そんなもの見たくないんですけど! 

だが、問答無用でマジック青梅なる男性3人と女性1人のお年寄りのグループが登場。ポール・モーリア・グランドオーケストラの華麗なる調べをバックに、次々と手品が繰り広げられた。

つまらなかったって? いえいえ、結構楽しめました。よくあるような紐やトランプを使ったものばかりだが、お年寄りとはいえなかなか闊達。特に感心したのは新聞紙の手品。折り畳みながら千切ってゆき、それを広げると、あら不思議、元どおりに。

ポピュラーかつ初歩的な手品なのかもしれないが、「自分にもできそうだ」という意味で、すっかり感じ入った。私も習い覚えて、人前で披露してみたい! 皆の驚く顔が見てみたい! タネ明かしを迫られても、絶対に教えてやんない! こういった芸をひとつくらいコッソリ持っていると、楽しく生きてゆけるに違いない。

30数年ぶりに再見した映画の方も、もちろん感動的。込み上げる涙と風邪で鼻もグジュグジュ。残り20分くらいのところで、突如15分間の休憩になったのには、ちょっとたまげたが。お年寄りはトイレが近いから?

2時間弱の映画に待ち時間も含めて3時間半近く拘束されたが、無料なのでそう腹も立たない。そのうち、また観に行こう。

2006-07-22

猿人ジョージ

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今までにもいろいろなお客様が来館されましたが、今朝はこんな方まで・・・。

2006-07-17

科学と学習 フサフサ育毛キット観察日記⑤

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例の『ヅラ刑事』の記者会見の案内状に付いていた禿頭シートのその後について。

実はすっかり忘れていて、ベランダの片隅に放置されたまま文字どおり腐っていた。雨水が溜まって、ボウフラが湧きそうな状態。

他にもまだ幾つかあったはずだが、先日午後に東京西部を襲った大嵐ですべて吹き飛ばされたらしく、これ一つきり。

臭いのとヌルヌルを我慢して、芝の生えた部分だけ指でちぎり、貰い物のゼラニウムの鉢植にのせて土を被せた。元気に青々と成長すれば良いのだが。

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それにしても試写状のアイディアとしては面白かったが、実施してみるとイマイチ。髪(芝)が伸びたら、八二分け、リーゼント、三つ編、大銀杏等、いろいろアレンジして遊びたかったのに、肝心の頭部がブヨブヨに腐っていてはどうしようもない。

まあ、実際に試す殊勝な者は少ないのかもしれないが。

2006-07-12

あらかじめ失われた映画たちよ

夕刻から五反田で試写。少々早く着いたので、しばし散策。

昔、目黒川沿いに名画座があり、ティーンエイジャーの頃からこの街にはよく通っていた。東京の西の外れからやってきた少年の私には、当時の五反田はビジネスマンが行き交うモダンなオフィス街に見えたものだが、大人になった現在の目で見ると、渋谷や恵比寿辺りに比べて、ずっと人通りも少なく、裏通りへ入るとあちこちに風俗店の看板が煌々と光るばかり。寂れた場末といった趣が、今の私にはかえって好ましい。

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↑かつて映画館のあった場所を訪れると、マンションに・・・

この名画座で最後に観たのは『スラップ・ショット』。テレビ放映で観て、とても面白かった。その直後、P・ニューマン特集だかJ・R・ヒル監督特集だかで、たまたまこの映画がここで上映された際、きちんとスクリーンで鑑賞しようと出かけたのが見納めだった。確か80年代の初めだったと思う。

スクリーンで観て、驚いたのはテレビ放映時に施された短縮の凄まじさ。いくつかのシーンが丸ごとなくなっていただけでなく、場面ごとのカットも「絶妙」な按配でバッサバッサと切り捨てられていた。改めてこの五反田の名画座で原典と対峙して、テレビ版は辛うじてストーリーの流れが残存しているというだけで、殆ど再創造の世界であったことが今更ながら身に沁みた。

またまた昔話で恐縮だが、子供の頃、両親とテレビで『夜の大捜査線』を観ていたら、父と母が口々に「あのシーンがない」「このシーンもない」と騒ぎ始めたことが。かつて映画館で仲良く観たか、テレビでもっと長尺バージョンを観たかしたのだろう。両親の解説付きで、失われたシーンを想像力で再現しつつ観終えた記憶がある。

それ以降、テレビで映画を観る際は省かれたであろうシーンを推測で補完する習慣がついた。このことが想像力の育成に役立ったとは言いたくない。長じてから私の話は尾ひれだらけで妄想交じりの誇張的傾向があるという「狼少年」的指摘を度々受けるが、テレビ放映の縮尺版に一因があるのではないか。こんなことを思いながら、夕暮れの五反田の街を川風に吹かれて歩いた次第。

2006-07-07

今日もイベントさ!

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レイトショー『ミュージック★クバーナ』の上映前に、キューバから来日したベテランとして名高いトリオ“プーロ・カリベ”のミニライブが。

あちらの一流ホテルやレストランで演奏しているというだけあって、とっても和やかでムード満点のステージ。場内にはたちまちキューバの風がそよそよ。

ただ、映画館のスクリーン前では、ちょっと場違いな感ありのオジサマ三人組でした。

2006-07-05

撮影所のある街

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休日だが、懐かしの日活撮影所へ試写で出向く。終了後、駅で同行のスタッフTと別れ、周辺をブラブラ。

調布とは縁が。日活ロマンポルノばかりでなく、当地にある某ゼネコンの技術研究所勤めを皮切りに、パルコに入ってからは調布キネマの担当、それから調布クレストンホテルというところで皿洗いから給仕、宴会セールス、フロントマン等、いろいろやらされた。通算8年ぐらいはこの街で働いたか。

昼時なので馴染みだったカレースタンドを訪れたが、ドラッグストアに替わっていた。仕方なく喜多方ラーメン店に入る。ここにもよく通った。あちこちでチェーン展開している店で、〈和風冷やしラーメン〉が好物。欠点はスープに浮いた氷の欠片が溶け始めると、チャーシュー(6枚も入っている)の脂が白く固まってきて、ラーメン全体がニチャニチャになってしまうこと。この現象に至るまで僅か1分弱。回避するために、2時までサービスで付く半ライスと一緒にチャーシューだけ手早く食べ、その後ラーメンに取り掛かる。勤めていた当時編み出したこの方法を久々に試すが、さすがに若さを失った胃袋には「ラーメン&ライス」はキツイ。もっとも隣のテーブルの60代後半くらいの女性2人組は、さらに餃子まで平らげて「腹八分目でちょうど良いわ」なんて語り合っていた。長生きしそう。

その後、これまた馴染みの古本屋を目指すが、なかなか見つからない。道を忘れている。ようやくたどり着き、獅子文六の食エッセー、『久保田万太郎句集』、『ユリイカ』のバックナンバーを何冊か買う。途中、ブックオフがあったので『クレージー メキシコ大作戦』の中古DVDまで購入。

それから電車で立川に引き返すが、買った本をパラパラ読んでいるうちに、乗り換え駅を通り過ぎてしまった。土地勘だけでなく電車勘もなくしたみたい。

立川で床屋、それから図書館に行き、ずっと読みたかった『甦る昭和脇役名画館』『銀座並木座』、悪役スターの故・成田三樹夫の遺稿句集『鯨の目』、さらに『ヅラ刑事』の川崎実監督の著作『ウルトラマンはなぜショワッチと叫ぶのか?』を借りる。先日は古本屋できくち英一著ウルトラマンダンディー 帰ってきたウルトラマンを演った男を入手。きくち英一氏については、以前の日記にも書いた。この本も川崎監督のプロデュース。これらを読むと『ヅラ刑事』と円谷プロのウルトラシリーズが地続きなのがよくわかる。

外に出たら、もう夕方。空は暗く、雨が降り出しそう。傘を持っていなかったので、「雨もテポドンも降ってきませんように」と空に向かって祈る。おかげで雨もテポドンも頭上に降り注いでいない。今のところは。

2006-07-01

今日はイベントさ!

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今夜はレイトショー『ミュージック★クバーナ』の初日。

この映画に出演している女性ラッパーのテルマリーさんが緊急来日。

そのスペシャルライブを上映前に敢行。

トークショー用のマイク&スピーカー設備での即席ライブだったが、やっぱり迫力が違う! 

アダルトでエレガント、でもノリノリ! 本場はエライ!

あれ、ラップってキューバ産?

まあ、日本語のラップがお経に聴こえてしまう私でさえ楽しめたということ。

お客様も盛り上がっていらっしゃいました。何だがライブハウスみたい。行ったことはないけれど・・・。

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