新着情報 上映作品 シネクイントのご案内 シネクイントのもと オンライン座席予約 プレゼント シネクイントTOP バックナンバー

« 2006年7月 | メイン | 2006年9月 »

2006-08-30

藪蕎麦の夏

060830_135401_001

休日。久々に神保町へ。

岩波ホールで『紙屋悦子の青春』を観ようと思ったが、長引く夏風邪のせいで、やたらと咳が出る。急遽、古書店めぐりに変更した。

空はどんより曇っていて、時おり小雨がパラつく。蒸し暑いのを我慢すれば、自分には絶好の散歩日和。近頃、真夏の直射日光を浴びると、腕にブツブツと湿疹が。体が弱っているせいなのか、映画館というお天道様と縁のない職業に長年従事しているせいなのか、日光アレルギーになってしまったみたい。

我が古書店めぐりの鉄則は、「欲しい本を見つけても慌てて買わないこと」。稀覯本はともかく、状態や初版・再版に拘らなければ、別の店で同じ本がもっと安く手に入る場合があるから。店と棚の場所を憶えておき、後でまた来る。リスクとしては、後回しにしているうちに誰かに買われてしまう、もしくは店も棚も忘れてしまう。私の場合はもっぱら後者で、「あの本、どこで見たっけ?」とウロウロ彷徨ってばかり。

今回もあちこち見比べて、岩波文庫の『完訳アンデルセン童話集(旧版)』全10巻一揃えを800円でゲット。3千円の値が付いていた店もあったので、大いに得した気分。他に『小熊秀雄詩集』を1,500円、『現代漫画 馬場のぼる集』を840円で入手。これらも一応他店をのぞいて、より安いことを確認してから購入。

ひととおり本を買ったら、思い出したようにおなかが減ってきた。よし、奮発して神田の老舗でランチでも。淡路町にある創業明治40年の洋食屋松栄亭で、かの夏目漱石も食べたという〈洋風かき揚げ〉〈ハヤシライス〉〈オムライス〉をセットにするつもりで行ってみたら、あれま、「臨時休業」の貼紙が。次善の策として、老舗では上をゆく創業明治13年の神田藪蕎麦へ。この店には、まだ入ったことがない。料亭みたいな外観で、少々敷居が高かったから。

テレビの年越し番組か何かで百人は収容できると紹介されていた広い店内は、オジさんワールド。2時近かったこともあり、待たされずにすんなり座れた。ここのような蕎麦屋の歴史を体現している店では、蕎麦に酒肴一品が定石だろう。見回せば、他のオジさん達も皆そうしている。〈せいろうそば〉630円に〈鴨ロース〉630円、生ビール525円を注文。まあまあの値段だが、どれも驚くほど量は少なく、せっかく浮かした本代がパーになった気分。

それでも古書店めぐりの合間にのんびり蕎麦を手繰るのは、ちょっとした「大人の休日」。本と蕎麦で暮れてゆく夏の一日は、私にとって南の島でのバカンスに等しい。ビールのグラス片手に読む本が『アンデルセン童話集』なのは、どうかと思うが。

2006-08-25

いつもギラギラする日

昨晩の夢に、コロンビア映画のオープニングロゴそっくりの女性が出てきた。

その女性もスクリーン上に投影されていて、もったいぶりつつ「我は映画の女神じゃ~」と名のりをあげると、こんなお告げをした。

「アブラを食べれば、汝はアブラの大富豪になるであろう~!」

そこで目覚めた私は、「人間がくだらないと夢までくだらない・・・」と自らを恥じた。

そうは言っても「大富豪」が気にかかる。そこでランチタイムに行きつけの讃岐うどんチェーン店の〈おろしぶっかけ〉中サイズ336円(105円引きサービス券使用)を食べた際、備え付けの揚げ玉をたっぷり振りかけてみた。

でも、お告げのアブラは、油ではなく脂のことかもしれない。ここは思い切って肉の脂身も摂取しておかないと、せっかくの映画の女神様のお告げが無駄になってしまう。そう考えた私は、夕食に中華料理店で〈豚角煮定食〉850円なるものを食べてみた。

体重が50キロに満たぬ純植物性中年男としては、油も脂も苦手。対極の存在である脂ギッシュ中年男は特に苦手で、できることなら電車のシートの両隣には彼らではなく、若くて可憐な女性が座って欲しいと常々願いながら通勤している。

そんな私がいかにも脂ギッシュ中年男の好みそうな豚の角煮を注文したのも、「大富豪」になりたいから。振り返れば、数年前にコンビニの店頭で50円玉を拾って以来、臨時収入には縁がない。脂身を我慢して食べるだけで、思いもよらぬ従兄弟の義妹の祖父の遺産数千億円が突如として転がり込んでくれるなら、しめたものではないか。

さっそく肉と脂が層を成した豚の三枚肉を頬張った。子供の頃はこの脂身がダメで、給食のトンカツさえ全部コロモを剥ぎ、脂身だけ除去してから食べたことを思い出す。

Photo_496

かなりのボリューム!

1

プルプル!

2_2

ブヨブヨ!

Photo_497

ギトギト!

何とか完食したが、ウップ・・・気持ちが悪くなった。カロリーだって高かろう。シネクイントで私を見かけて、「何だ、自分だって脂ギラギラのオヤジじゃないか」と思っていただけたなら、すべてがこの角煮の後遺症、及びお告げが叶って酒池肉林の日々をエンジョイできる身分になれたからに他ならない。

2006-08-15

長距離通勤者の孤独

060814_174101_001

久々に浅草へ。S社W氏と元M興行F氏と飲む。

その前にしばし散策。とうに夕刻だが、夏は陽の長いところが嬉しい。吾妻橋を渡ると、川風が汗ばんだシャツに心地良く吹きつける。

その後、とんかつの〈ゆたか〉〈正直ビヤホール〉〈かいば屋〉と店を替えての映画談義。どこも情趣に富む店なので、話も弾む。

でも、浅草は遠い。皆と別れてから、帰りの電車で過ごす時間は果てしない。東京の辺境に住む私が悪いのだ。内気なたちのせいか、賑やかな宴席では浮かない顔をしてばかりいるが、心の中では楽しんでいる。独りはやはり寂しい。

お盆休みで車内は空いていて、座ることができた。本を読んで過ごしても、酔っていて集中できない。あと2駅というところで眠ってしまい、そのまま終点青梅駅で折り返した。幸い次の駅で目覚めたが。

誰もいない深夜のホームで電車を待った。ベンチの足元でジージーという機械音がすると思ったら、蝉だった。すっかり弱っており、もうすぐ死んでしまうのだろう。

いつまで待っても電車は来ない。酔いも醒め、先刻まで誰かと一緒だったことが遠い昔のようだ。小雨さえ降りそぼって、蝉と私を濡らしていった。

2006-08-12

処女の生肉

Photo_491

T社F氏とパルコ一行で暑気払いの宴。渋谷にある超高級焼肉店でご馳走になる。(※先日はF社の皆様からもご馳走に。掲載しませんでしたが、別に他意はございません)

Photo_494

この店は「処女牛」の肉が専門。そういえば、『処女の生血』という映画があった。バージン女性の血液専門のヴァンパイアが登場。うっかり非バージン女性の血液を吸ってしまい、痙攣しながらゲボゲボ吐きまくるというシーンが、ヴァンパイアを演じたウド・キアの怪演と相まって忘れられない。

牛肉の場合もバージンが美味いのかと思って看板の文字をよく読んだら、生後28ヶ月までの牛のことを「処女牛」というらしい。まあ、年寄りより若い方が肉も柔らかいに決まっている。

そんなわけで、うら若い乙女牛のありとあらゆる部位をベロベロ食べ尽くしてしまう予定だったが、一同思ったように食が進まない。良い肉なので口に含むと溶けてしまいそうに柔らかいが、それなりに脂っこい。一頭でほんの少ししか採れないというフワフワトロトロの肉から焼き始めたので、胃がもたれてしまったみたい。F氏も順番を間違えたと、しきりに恐縮。私の場合、日頃の粗食に慣れきった胃が、驚きと感動で萎縮してしまっただけだが。

ちなみに、かのホリエモン氏が保釈後、真っ先に訪れたのがこの店とのこと。私と違って大物なので、拘置所の麦飯のダメージなんか何のその。モリモリと高級肉を平らげたことだろう。

2006-08-11

幸福の黄色い絵本

060811_131202_001 

シネクイントでは『おさるのジョージ』をモーニング上映。館内は子供のお客様がいっぱい。なかなか心和む光景。

この映画は有名な絵本が原作。本屋へ行くと、映画に合わせたわけでもないのだろうが、児童書コーナーにドーンと平積みになっていて、ちょっと誇らしい気分。

Photo_495

↑ちなみに幼い頃の愛読絵本も平積みに。感激のあまり衝動買い!

2006-08-06

ブライアン・ジョーンズ お前は誰だ?

現在、当館では『ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男』を上映中だが、悔しいことに何も書くことがない・・・というか、私なんかに書く資格はない。白状すると、ブライアン・ジョーンズなる人物の存在を、この映画で初めて知った。

ロックには極めて疎い。でも、某ジャンルの音楽にはティーンエイジャーの頃から熱を入れていて、LPとCDを合わせると3千枚は所持している。どんなジャンルかは、私の日頃の言動から推測していただければ。

060806_200701_001

↑ちなみに、さっきタワレコで買ったCD・・・

2006-08-01

無縁の人

Photo_493

休日だが、大泉学園の東映撮影所へ出向く。持ち込み作品の撮影を見るため。上映作品は完成品を観てから決めるなんて悠長なことは言っていられない。企画書、梗概、脚本、ラッシュ、撮影現場等、様々な形状で判断。

大泉学園の駅に降りるのは初めて。私の場合、西武線にはあんまり馴染みがない。1時の待ち合わせだったが、少々早く着いたので、駅周辺を歩いてみる。食欲はなかったが、本番中におなかが鳴ると迷惑になると思って手近な店を探す。どこも混んでいて、時間がかかりそう。結局、駅前の吉野家で肉が皆無のプレーンカレー290円也を食べたが、これが失敗。カレーが不味いというわけではなく、撮影所に到着後、一同ランチタイムになったので。

ここの食堂では、どれも上限300円くらいでボリュームたっぷりの定食が食べられた。そうかと言って、食べ直しができるほど強靭な胃袋を持ち合わせておらず、アイスティーで我慢。残念無念。

夕刻になって引き揚げる。同行のスタッフTと別れ、周辺を散歩。Tは近くの石神井台公園を薦めてくれたが、いまいち興をそそられず、ブックオフへ立ち寄っただけで電車に乗ってしまう。良さそうなところがあれば途中下車してみようと、車窓から見慣れぬ風景を眺めていたが、どうにも「旅への誘い」が迫ってこないので、寄り道せずに帰った。

同じ東京の街でも、いろいろ肌合いが違う。私の場合、中央線の沿線に馴染みすぎたみたい。

フォトアルバム

2008年9月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

最近のトラックバック

Powered by TypePad